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金魚警報(再)

140字を水で薄めるところ

『恋愛ラボ』と『河合荘』の時空が繋がった件について

エノサヨ表紙からの和服の5人があまりにも目にやさしい今月号の『恋愛ラボ』。

 本編はいよいよ文化祭に突入、準備期間が丹念に描写されてきただけに、今後の青春大爆発な展開を予感せずにいられません。また、自らの感情と向き合い変わり始めるリコやマキを見守ってきた一読者として、スズのサヨに対するつっこみ台詞にはこちらの気持ちを代弁をしているかのような安心感を覚えてしまいました。変わらないものの存在があってこそ変化に気づくことができるみたいな…まぁ何を言っているのかよく分かりませんが、今回の肝はそんな本編の片隅でひっそりと起こっていた宮原ワールドの地殻変動です。

 

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住子さん、何やってんすか。

僕らはみんな河合荘』でおなじみの住子さんが出版社の壁をひょいと越えてモブ出演。住子さんの友人「妙ちゃん」も確認できます。まさかあの2人が藤女の卒業生だったとは…という、ささやかなファンサービスだったわけですが、何気に『ラボ』と『河合荘』の2作品間のつながりが明確に示されたのはこれが初めてなわけですな。

舞台こそ「岐穂市」を中心とした周辺地域という点で共通しているのですが、『ラボ』と『みそララ』のように登場人物同士が互いの作品に登場したりするようなことはなく、直截的な接点はこれまでありませんでした。かろうじで指摘できるのは作中のゲームに登場する妖怪「ネコロさん」の存在が両作品をつなぐキーアイテムとして存在していたことぐらいですが、特に意味のない小ネタと言えます。

2作品のコラボ作品として、「かわいそうなラボ」(「ヤングキングアワーズ」13年10月号・「まんがタイムスペシャル」14年6月号掲載)が上げられますが、ゲスト出演という体なので作品世界は特に交わりませんでした。ちなみにこのコラボでは河合荘住人の中で唯一住子さんだけが登場していなかったので、これが伏線だったのかもしれません(考えすぎ)

というわけで特に声を大にして言うことでもなかったかもですが、藤女を卒業し河合荘の大家を務める住子さんの存在により、『恋愛ラボ』と『河合荘』、ひいては『みそララ』世界が一つであることが明確に示されることとなったわけです。今月号の「50周年の時の当時の生徒会メンバー」が住子さんたちであるかどうかは明言されていませんが、現在の2人のおおよその年齢を考えると合致しますし、であるならば作品間の時間軸も同じと見ることができます。ということでリコやマキたちが恋愛暴走している同じ頃に宇佐と律ちゃんの青春ラブコメが発生したりしなかったり、隣の市ではマース企画で穀物トリオと上司たちが今日も明日もタノシゴトに勤しんでいたりしているわけです。

長々と書いておいて結局それだけかいと思われそうな感じですが、こういう小ネタに気を張りながら何度も読み返しているラボライバーの端くれとしては、食いつかずにはいられないお話なのでした。

まぁ、純粋に楽しいですよね、こういうお遊び。