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金魚警報(再)

140字を水で薄めるところ

宮原作品の足跡を求めて―“岐穂県”探訪記録

帰省のタイミングを利用して、『河合荘』や『恋愛ラボ』の舞台となる岐穂県…のモデルとなった岐阜県を訪ねました。半日程度の小旅行でしたが、せっかくの機会、記憶を記録に留めておこうと試みる次第です。

まんがタイムスペシャル 2015年 11 月号 [雑誌]

まんがタイムスペシャル 2015年 11 月号 [雑誌]

 

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催し物で賑わう岐阜駅前広場と輝くお館様。『恋愛ラボ』において幾度か背景に登場するのがこの岐阜駅です。エノが一人でバスに乗ってしまった場面が特に思い出されますね。ここから散策開始…の前に、駅前の高層ビル「岐阜シティ・タワー43」へ。展望台が開放されており、岐阜市を一望することができます。

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右手に見えますのが岐阜城を擁する金華山、奥に見えますは長良川にございます。天気が良かったので反対側には名古屋の高層ビル群を伺うこともできました。午前中だったからかほとんど人がおらず、ばしゃばしゃ撮りまくっていました。ちなみにこのビル、アニメの『河合荘』で登場していたらしく、後に写真を投稿したところ教えていただきました。

 

JR岐阜駅から少し歩いたところにあるのが名鉄岐阜駅。『恋愛ラボ』アニメではいりきみ塾周辺の風景としてこのあたりの描写がたくさんあった気がします。なんとなく記憶していたのがこの高架橋。

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逃げるナギと追いかけるリコ、2人が駆けて行ったのがこの場所だと思います。奥に河合塾の建物も見えるので宮原作品の聖地感にあふれていますね(雑)

駅周辺の散策を終え長良川方面へ…と、その前に向かったのが道中にある新岐阜献血ルーム。タイムリーなイベントが開催中でございました。

アニメ(漫画)コラボ第3弾!「僕らはみんな河合荘×献血」キャンペーンを開催します!

献血すると描き下ろしのポスター&しおりがもらえるという直球の企画でした。第3弾とあるように、これまでにも岐阜にゆかりのある作品とコラボしており、それなりに好評だった様子。献血ルームって初めて行ったのですけど、午前中でも多くの人が来られていて驚きました。どうも献血を日常の定期イベントとしている層が一定数存在しているようで、知らない世界の一端を覗いたような気がします。

今回の岐阜探訪の決め手はこの献血イベントだったりします。出不精な身としてはこういう些細なことを旅行の口実にすることが往々にしてあるのでした。

このあと金華山に登ろうと思っていたのですが、献血直後の体力イベントは不安だったので中止。引き続き長良川を目指す。その道中にあるのがこのローソン。

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恋愛ラボ』でマキが小骨入り(!?)アイスを購入したローソンであり、また『河合荘』で宇佐がタイムスリップドッキリを実行したローソン(のモデル)。今回の舞台探訪では先人がネット上に記し残した探訪記録を元に辿ったのですが、背景に小さく描かれただけの外観を頼りにモデルを探し当ててしまう特定班の皆々様には驚くばかりです。

そして長良川へ。駅から徒歩で行くには厳しい距離だと途中で気付いたので、行く機会があれば交通機関を利用しましょう(教訓)。

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にゃがら川に到着。写真の橋は金華橋。『河合荘』によく登場する橋はこちらではなく、一本東側に架かる長良橋になります。ということで川沿いに東を目指して歩くのですが、その道中が面白いのですな。

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この河原町という土地の一角には古い家々が軒を連ねており、まさに河合荘が紛れ込んでいそうな雰囲気。またアニメのどこだったかのシーンで観たような橋や水門に出会うことができます。最低限の予習とおぼろげな記憶を頼りに探訪すると、こういう「どこかで見た風景」が突如目の前に現れるので、とても面白いです。

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献血ルームを出発して二時間近くが経ったでしょうか、ようやくにゃがら川に到着です(途中で道を間違えたのは内緒だ)。明確に舞台(のモデル)が設定されている宮原作品ですが、風物がはっきりと特定できるようなかたちで登場する頻度はそれほど高くありません。というわけで、時間の限られた中での岐穂県探訪に当たっては、『河合荘』での描写が多いこの長良川さえ押さえておけば良いわけですな。

大きな川だけあって、どこまでも土手が整備されているので、舞台探訪云々抜きに散策を楽しめそうな場所だと思います。

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このへんに麻弓さん。右の写真は下からあおるように撮影すれば作中の描かれ方と一致していたので、惜しいことをしました。

 

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階段の上から、橋の上から。右の構図、アニメのOPで観た気がする!とシャッターを切ったのですが、今確認したらそれほど似てませんでした。

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橋自体はいたって普通の、どこにでもありそうなデザイン。だからこそ宇佐や律ちゃんが当たり前に通学する日常の空間、生活の一部として溶けこむ背景になり得るのだとしみじみ思いました。

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橋を渡った先にあるこの風景は、いつぞやの単行本加筆修正を見た時に少し調べていたので、記憶していました。ツネコと河合荘御一行が訪れた温泉旅館が並ぶ一角ですな。

 

このあたりでタイムアップ。岐穂県は帰省にかこつけて立ち寄ることが意外と簡単にできる場所だとわかったので、またの機会に訪れようと思いました。次回は逆にしっかりと予習をした上で臨んでみようかな、と。同時に、いつの日か『ネネコさん』や『みそララ』も含めた舞台MAPを作ることができたらいいなと思い…いや大きいことを言うのはやめておきましょう。楽しかったです。

 

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いやしかし「律ちゃんに生き血を捧げるためならば岐阜へ行くもやむなし…」と冗談で言っていたことが数カ月後に実現するとは…何事に関してもこういう些細なことを行動原理として日々を生きていきたいですね。