読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

金魚警報(再)

140字を水で薄めるところ

『恋愛ラボ』7巻裏表紙の4コマが差し替えられていた件

恋愛ラボ

こんな場末のブログ記事をお読みの方はお持ちであろう『恋愛ラボ』7巻。

の、裏表紙についての小ネタを。

 

f:id:sail_kamihitoe:20160904215010j:plain

こちらは裏表紙が見えるように『恋愛ラボ』7巻を2冊並べた図です。見比べてみましょう。レッツシンキングタイム(制限時間5秒ぐらい)

お分かりいただけただろうか。この画像だと少し見にくいかもしれませんが、オチの4コマ目が異なっています。実はこれ、左が初版、右が4刷なのです。

きっかけはTwitterで見かけたうさ31羽さん(@31H310)のツイート。

ほう、これは興味深い情報…ということで7巻を見てみるも、手元の初版・2刷ともに同じオチ。少なくともこの差し替えは3刷以降になされたものであるらしい。真相を確かめるべく調査班は書店へ飛んだわけですが、運の良いことに一軒目で発見。本当にオチが変わっていてびっくりしました。

f:id:sail_kamihitoe:20160904221508j:plain f:id:sail_kamihitoe:20160904221529j:plain

左が当初のコマ。右が差し替えられたコマ。宮原先生は単行本化の際に台詞や描写を変更されることはあっても、増刷のタイミングでこういった修正を加えられることは自分の知る限りではないので、おそらく何らかの事情で変更を余儀なくされたのだと思われますが…やはりウサギ口が某ミッフィー先輩のチャームポイントであることと関係しているのでしょうか。ところで「わんこ口」の方、完全に『となりのネネコさん』の麻智ちゃんでは。

今回「わんこ口」が確認できたのは4刷の単行本でした。ちなみに4刷は2014年3月5日発行で、発売から一年以上が経過しています。こうなると手元にない3刷ではどちらなのか気になるところ。お持ちの方おられましたらぜひご一報を…!

奥付から判断するに、アニメ化の際に出回っていたのは初版もしくは2刷なので、多くの方が所有している7巻は「ウサギ口」であると思われます。なので逆に貴重なバージョンと言えるのかも。そろそろお手元の7巻も経年劣化が進んでいるとお察し致します。ぜひこの機会に新調してみてはいかがでしょうか…というダイレクトマーケティングでした。

恋愛ラボ(12) (まんがタイムコミックス)

恋愛ラボ(12) (まんがタイムコミックス)

 2016年9月5日追記:俗に「ウサギ口」が口唇口蓋裂という先天性異常を指すからではという指摘を受けました。患っている方への配慮であるとすればなるほど頷けます。頷けますが…な、なんか思わぬガチなところに着地してしまった…。ミッフィー先輩への熱い冤罪すみませんでした。

C90おつかれさまでした&編集後記

夏コミ

夏コミ3日間おつかれさまでした!(大遅刻)

f:id:sail_kamihitoe:20160816113314j:plain

早いもので2週間が経ってしまいましたが、ブースにお越しいただいた皆々様方々、そして弊誌「宮原るり先生のお仕事データ集 Archive2006-2016」(長い)を手にとって下さった一人ひとりに感謝致します。お客様、ではないけれど来て下さる人がいて初めて意味をなす空間なので。完売とはいきませんでしたが、昨年の「恋愛ラボ副読本」よりも多くの人にお買い上げいただきました。

今回は二度目の参加ということもあり「去年も買いました」という方がちらほらおられ、嬉しいやら申し訳ないやら。褒められると申し訳無さを感じるメンタリティを久しぶりに痛感しましたがこれがデフォルトなので仕方ない。一生分ぐらいべた褒めしてくださった女神な方もおられまして、「面と向かってあれだけ褒められたら嬉しいよなぁがはは」と隣のおじさまに言われたのが印象的です。どっきりカメラだったのかもしれない。あと差し入れとして『河合荘』グッズをくださった方もいて、これがバームクーヘン理論…!となりました。なんとも私に甘い一日で、局部をムカデに刺される日も遠くないのかもしれない。お話してくださった方々、ありがとうございました。

 あまりにも恐れ多いツーショットを送りつけられたりもしました(ありがとうございます)

 

蛇足ではありますが編集後記を…と思いましたが7月の記憶が薄くて困ります。製本にあたっての大きなミスはなかったのですが、PDF化の過程で文中の数字がズレてしまって少し読みにくいとか、文字がノドのところまで行ってしまって見にくい箇所があるとか、瑕疵が目立ちます。反省点。

内容に関しては、宮原先生の主戦場が4コマ誌ということもあり、誌面企画として1ページ漫画を描かれる機会が多く、またイラストの寄稿やインタビュー露出もいくつか見受けられたため、これらの情報を一度まとめてみようという試みでした。すべてを網羅できたかどうかはわかりませんが、自分の欲しかった情報をある程度まとめることはできたかな、という感じです。ネットの片隅に情報を残しておきたいので、いずれブログにも簡単な作品リストを投下したいところ。

調べていて特に楽しかったのは過去の「ヘッポコロジー」を辿っていく作業。かつてコンテンツとして存在した漫画やイラストを発掘するのが目的でしたが、現存する情報と魚拓で辿れる部分から虫食い状態の断片的情報をつなぎあわせ、マッピングし、かつて隆盛を誇ったコミュニティサイトの輪郭を浮かび上がらせるという作業は、さながらテキストサイトの遺構に挑むオブローダーの気分。『ネネコさん』を中心に活発なコミュニケーションが行われていた痕跡は、後追いの読者を十分に楽しませてくれるものでした。同時に掲示板、イラストリクエスト、隠しページ、人気投票、キリ番などなど、コンテンツの端々にノスタルジーを感じてしまい、意図せず妙な楽しさが生まれてました。根気のいる作業なのでしばらくは御免被りたいところですが、TOP絵だけでもサルベージしたいのでいつかまた。

ちなみにこの作業の副産物的に発掘した情報をもとに記したのが「デビュー以前の宮原先生」の項目です。現在ネット上に痕跡が残っておらず、また現在の宮原先生が言及することもないのでブログに記すのは憚られたのですが、少部数発行の同人誌の片隅に記しておく分にはいいかなという判断です。…だらだらと無駄に長くなりそうですのでこのへんで。

 

f:id:sail_kamihitoe:20160828140525j:plain

あらためましてお越しくださった方、お買い上げいただいた方、ありがとうございました。次回の製作予定は完全に未定ですが、もしまたお会いすることがありましたらよろしくしてやってください。

 

C90新刊「宮原るり先生のお仕事データ集」詳細

新刊出しますとはっきり言えるところまでどうにかこぎつけた感じです。

タイトルは「宮原るり先生のお仕事データ集 Archive2006-2016」。お仕事データ集とはこれまた大きく出てしまったなと呆れ返るばかりですが、出来栄えはどうあれ作ってしまったものは仕方ないので、ご興味のある方、どうぞよろしくお願い致します。

f:id:sail_kamihitoe:20160731191829p:plain

昨年に引き続き今年もランジェリーマンさんに表紙イラストを熱筆していただきました!今回は『恋愛ラボ』イラスト集でサークル参加されるとのことで、お忙しい中本当にありがとうございます。お会いした際にどういうふうに土下座をキメるか今から考えておきます。

 

日時:8月14日(3日目)

配置:東地区“ホ”ブロック-47a (評論島です)

頒布価格:400円

内容:

今年でデビュー10週年を迎える宮原るり先生の、これまでに発表してきた漫画作品、イラスト、エッセイ、寄稿、インタビュー、コメントなどを可能な限り網羅し紹介。おまけの穴埋めコラムとして、デビュー以前の宮原先生のネット活動とか「るりコレ」とか連載作の単行本未収録作品の在り処とか他作家によるトリビュート一覧表とか「ヘッポコロジー」についてとか、駄文が付いてきます。予定していた岐穂県MAPはいずれブログで公開する方向でがんばります。今回の本にはそぐわないかなというのと、調べる時間があまりにも足りないな、という点から見送りました(主に後者)

 

まぁ、本当に誰にとって有用な情報なのかという点は作っていて常に付きまとっていたのですけど、コミケのあの評論・情報島の中だとうまく埋没できるかな、という安心感もあり。どうぞよろしくお願い致します。

 

夏コミで「宮原るり先生のお仕事データ集(仮)」出します

コミケ

 

◎貴サークル「金魚警報」は、日曜日 東地区“ホ”ブロック-47a に配置されました。

 ということで、昨年の「恋愛ラボ副読本」に続き、性懲りもなく今年も本をつくる運びとなりました。来月までは少し慌ただしい日々を送ることになるので、昨年以上に間に合うのか戦々恐々であります。シュラバンバ中の米子みたいな感じでどうにか完成を目指したい所存です。がんばるぞい。

 

今回は「宮原るり先生のお仕事データ集(仮)」と題しまして、宮原先生がこれまでに発表してきた商業作品をまとめます。漫画作品はもちろん、読み切り、イラスト、寄稿、コメント、インタビューなど、可能な範囲で網羅できれば…という感じの本を目指します。また附録としてコラム的文章を少し。雑誌の表紙カットの掲載・再録表や“岐穂県”マップ、デビュー以前の宮原先生のネット活動について、などを予定しています。純粋な資料集を志向したいところですが、力量不足は否めないのでごった煮でお茶を濁す小賢しさを今年も存分に発揮致します。

f:id:sail_kamihitoe:20160612130706p:plain

網羅している情報がネット上に見られなかったから、趣味で調べているうちに行き着いた情報を整理してまとめたかったから、というのが出発点です。誰にとって有用な情報なのかはさておき、楽しみながら制作にあたりたいと思います。この1点だけはぶれないようにしたい。

昨年は同好の方々とたくさんお話できて楽しいひとときを過ごせました。

今年もそうなればいいなと思います。どうぞよろしくお願い致します。

『となりのネネコさん』の生い立ちとWeb・商業連載・単行本の関係について

となりのネネコさん

最近は『となりのネネコさん』について調べたりしてます。めっちゃ楽しい作品。

となりのネネコさん (1) (ウンポコ・コミックス)

となりのネネコさん (1) (ウンポコ・コミックス)

 この『ネネコさん』*1、宮原先生のサイト「ヘッポコロジー」で公開され、商業連載となり単行本化、という流れだと漠然と思い込んでいたのですが、調べてみるとさにあらず。

そもそも「ヘッポコロジー」自体がもともと宮原先生が運営しておられたWEBサイトで公開されていた漫画コンテンツを独立させたものである(らしい)ということが、「ヘッポコ」と同時期に解説されたブログ「へぼ日記」(現在「ヘッポコ」からのリンクは外されているもののブログ自体は現存)の記述から伺えます。過去の投稿を遡って行くと、少なくとも2005年2月には『ネネコさん』が公開されていたことがわかります。同時に、「ヘッポコロジー」の正式な開設が翌月の3月1日ということが同ブログや昔の更新履歴(同じくリンクは閉ざされているものの現存)に書かれています。「ヘッポコ」より先に『ネネコさん』があったわけですね。

Webでの連載が徐々に人気を博し、同年12月に新書館より商業連載化のオファー。Webで公開されている本編に対する特別編という扱いで、2006年3月発売の「ウンポコ」vol.5より連載が開始(1巻あとがきに詳述)。『恋愛ラボ』も複雑な平行連載の時期がありましたが、あちらほど明確な物語の流れが設定されている作品ではないので、特別編だけ読んでも独立したコメディとして楽しめる仕様になっています。

順調に連載は進み2007年3月、本編を加筆修正した内容を収録した単行本1巻が発売。微妙な台詞の違いなどを読み比べてみると面白いですね。一年後には2巻が発売。こちらは本編と特別編に描き下ろしを加えた内容となっています。特別編にも着色が施されるため、なにげに白黒の『ネネコさん』は「ウンポコ」でしか読めないのですな。

転機となるのが2009年3月、「ウンポコ」が休刊。なんか毎年3月が節目になっているような…。上にも書いた更新履歴を見ると、最後に本編が更新された時期は明確には不明ですが、最新話一つ手前のSTORY6-10が3月27日となっているので、特別編の終了からそう遠くないうちに本編の更新も滞ってしまったのではないでしょうか。さらに一年以上経った2010年10月28日の「ヘッポコですが。」で以下のように語られています。

となネネがずーっと停滞していて
しかも今後の見通しを明確にいえなくてごめんなさい。
(中略)
でも以前からこそこそとサイト本編は書き溜めつつあるので
ある程度たまったら更新再開したいなとは思ってます。

ブログのカテゴリー欄にある「お知らせ:となネネ(0)」の表示が寂しいです。その後現在に至るまで本編は更新されていませんが、番外編として公開されている「やじまち」は時々更新され、2011年7月28日更新分が最新話となっています。

このような経緯を経て至る現在。本編の更新がなくストックが溜まらないため単行本4巻のめども立っていないのですが、これにより宙に浮いた存在が生まれてしまっているのです。…さてようやく本題といいますか、今回はこれを言いたかったがための更新といってもいいのですけど、「ウンポコ」連載の特別編に単行本未収録エピソードが発生してしまっているのです。vol.5~vol.17までの掲載を確認しましたが、単行本奥付と照らしあわせてみるとvol.111317掲載の計6話分、およそ半分が未収録となっています。未だ見ぬ『ネネコさん』が存在していようとは。で、本日「ウンポコ」該当号を参照しに行ったところ、Webでの本編とも番外編とも異なる特別編がしっかりと掲載されていました。仮に『ネネコさん』が再開された場合確実に単行本には収録されるかと思いますので、幻の特別編とするには早計ですが、現在拝読するためには当時の「ウンポコ」にあたるしかない代物であることは確かです。先生が「人生で初めてスク水を描いた」という色気がないようでありそうでやっぱりないプール回や、マタタビに酔わされネネコさんが暴走する回など(かわいい)、楽しく可愛く微笑ましいエピソードの数々は、初めて『となりのネネコさん』という作品に触れた時の気持ちを呼び覚ましてくれる素敵なものでした。

連載が中断してから長い時間が経ちましたが、近年ではツイッターで自作のイラストを投稿する際に『ネネコさん』の登場人物たちが描かれることもあります。

 

直近の言及だと2013年のこちら。 

 

 商業連載開始から先月でちょうど10年となりました。再び彼女たちの賑やかな日常を追いかけることができる日を小さく願っております。もちろん、今現在の『恋愛ラボ』『河合荘』を最大限に楽しみつつ。

ウンポコ vol.11 (ディアプラスコミックス)

ウンポコ vol.11 (ディアプラスコミックス)

 ちなみに「ウンポコ」は2012年に「ウンポコWeb」としてしれっと復活しており、商業の場でも『ネネコさん』の帰ってくる場所は用意されています。首を長くしてお待ちしております。*2

*1:往年の読者からは「となネネ」の略称で親しまれるも、後追いの身では呼びづらいというめんどくさい心理

*2:ヘッポコ→ウンポコときたから太田出版のぽこぽこでも良いかもしれない(寝言)

いろんな「ラブラボ」を紹介するよ

恋愛ラボ 小ネタ

恋愛ラボ』情報を求めてネットの海を泳いでいると似て非なる存在にたびたび出会います。“これじゃない恋愛ラボ”=「ラブラボ」(便宜上こう呼ぶ)たちをご紹介致します。So we are ラブラボ

 

 短編作品「ラブラボ~恋愛実験室~」がそのまま短編集のタイトルとなっています。語感の良さゆえか、「ラブラボ」を名を冠した商品は多く見られるわけですが、なかでも漫画作品に多く見られる印象です。ラボ=研究・実験→媚薬・惚れ薬など、わかりやすくラブコメを展開させる小道具に結びつけやすい点で創作との相性が良いのだと思います。

ラブラボ (講談社コミックスなかよし)

ラブラボ (講談社コミックスなかよし)

 

 こちらの「ラブラボ」も、あらすじを見る限りまさにそう言った題材の作品なのですが、

化学部特製フェロモン薬…1個500円ナリ。莉子の彼氏で実験マニアの結城が作る媚薬は効果抜群! でも肝心の結城は恋愛に超クール。ラブラブしたい莉子が手にしたのは…?あま〜くってシゲキ度120%の5編を収録

主人公の名前が莉子ということで、これはもう実質の『恋愛ラボ』と言っても過言ではないのではないでしょうか。こちらの作品、発表年が2005年と宮原先生デビュー以前の作品なので、実は『恋愛ラボ』がこの作品からインスパイアされた可能性が微粒子レベルぐらいには存在するのかもしれません。

ラブラボ (ショコラコミックス)

ラブラボ (ショコラコミックス)

 

 BLの世界にも「ラブラボ」は存在するのです。目次ページに記載されている収録作品名「ラブ♡ラボ~恋のレシピ本~」なんかはマキが思いつきそうなタイトルで好感が持てます(?)

 

らぶ♀らぼ~俺が女になった日~ (いずみコミックス)

少女漫画→BLとくればもちろん成年漫画の世界にも「ラブラボ」は存在します。『恋愛ラボ』アニメ化でそれなりに知名度を上げた翌年の2014年にこのタイトルを堂々と冠するあたりに作り手のこだわりを感じずにはいられません。

ところではてなブログってアダルト商品は検索で拾ってくれないのですね…。

 

アダルトゲーム界にも殴りこみを果たす「ラブラボ」。去年夏コミで出した弊誌でもページの穴埋めとして紹介しました。TOPページに大きく表示されている”「らぶらぼHeaven」発売中止のお知らせ”の文字が悲しいです。

 

 『恋愛ラボ』はアニメ化以前にすでに実写化されていたわけです(真顔)

ラボがラブへと繋がる要素になっているのが上に挙げた「ラブラボ」たちであるならば、こちらはラボに対するラブという着想から名づけられたシンプルな「ラブラボ」です。

 

 よく見ていただくとわかるのですが、ブランド名は「ラボラボ」です。誤植から生まれてしまった愛すべき「ラブラボ」。担当者がラボライバーだったに違いない。ちなみにメーカーであるドクターシーラボメールマガジンのタイトルが

f:id:sail_kamihitoe:20160319154803p:plainなので二段構えでニアミスを起こしています。『恋愛ラボ』に最も近い「ラブラボ」、それはドクターシーラボなのかもしれません。

 

ラブラボ

ラブラボ

 

 音楽界にも迫る「ラブラボ」の魔の手。

歌詞にある「指と指が触れた時 思い切って握った ぎゅっと」は

f:id:sail_kamihitoe:20160319153731j:plain

恋愛ラボ』第一話を想起させるので、実質の『恋愛ラボ』テーマソングと言って差し支え無いでしょう。

 

 犬のエサ界(謎)にも侵食を果たす「ラブラボ」。ここに至るともう語感だけで名付けたのではと思わなくもないのですが、LABではなくLABOなのがみそです。みそララです。

 

法人名にも採用される恐るべき「ラブラボ」。Tシャツプリントを手掛ける会社のようです。

ラブ(RUB)は刷り込む、ラボ(LAB)は、LABORATORY、研究・開発する、と言う意味合いから名付けられています。

 会社案内にはこのようにあります。また1994年設立とあるので、ここで紹介してきたものと比べると歴史のある「ラブラボ」と言えます。グッズのデザインも手がけているということで『恋愛ラボ』と同時に『みそララ』の要素も持ち合わせており、なかなかポイントが高いですね。

 

恋愛ラボ』情報を求めてネットの海を泳いでいると出くわす無数の「ラブラボ」。申し訳なくも個人的には検索ノイズでしか無いそれらをここに開陳することで、なんとも言えないこれじゃない感を共有していただこうという趣旨の「ラブラボ」全選手入場でございました。到着が遅れている約一名…ではなく番外として『河合荘』の亜種を紹介することで締めと致します。

てっぺん?河合荘MIX?

てっぺん?河合荘MIX?

 

 デビュー前のスネオヘアーが住んでいたアパートの通称が「河合荘」だったようです。あまりに情報がなくて十年以上前のファンスレッドをひたすらたどる始末。

漫画雑誌定期購読アプリについての雑感

雑記

一年ほど前にNexus7を買って以来、通勤時の読書がめちゃくちゃ捗ってます。いろんな事情で片道2時間というアホな環境に身を置いている自分にとって、満員電車でも片手で読める端末の存在は大きな救いです。

で、一番助かっているのが漫画雑誌の消化。各社電子書籍ストアで売られているだけでもありがたいのですが、特に出版社謹製アプリで定期購読できる仕組みを持つ雑誌は大変素晴らしく、積極的に利用しています。サービス内容も価格も各社ばらばらなので整理しつつ、使用していて感じたことを今更ながら書き留めておこうと思い立った次第です。「Dモーニング」「ジャンプ+」「マガジンポケット」「まんがライフGIGA」の4つを使っています。

 

・Dモーニング

雑誌定期購読アプリの草分けにして大正義Dモーニング先輩。なんといっても月額500円という圧倒的強み昨年夏には2ヶ月無料キャンペーンなんかもやっていたりと、とにかく読者獲得に攻めの姿勢が伺えます。気難しい両巨匠の意向なのか「BILLY BAT」「バガボンド」が電子版には未掲載という大きな欠点はありますが、その点さえ折り合えれば問題ないです。モーニングの購読にのみ特化しているため、バックナンバーとアンケートと設定以外のページが存在しません。TOPページが無いって珍しい気がしますね。ほか、読了後すぐにアンケートページに飛べる点、長押しで次の作品へ行くことができる点など細部まで行き届いています。

強いて欠点というか揚げ足を取るのであれば、通常のデータのダウンロードのあとの高画質データのDLにかかる時間が表示されないのでいつ終わるのかがわかりにくい。数十分経っても終わってない時、ページをスワイプするとDL中の表示が消えるということに最近気付きました。終わったなら教えてくれよっていう、まぁ知ってしまえば今更わざわざ直してくれと言うほどのことでもないのですが。

作中のコマを切り取ってシェアできる機能や、ページごとに「いいね」を推すことのできる機能もあったりと、かゆいところに手が届いています。後者は毎週最多の「いいね」を獲得したページが発表され、何の作品のどのシーンが最も読者に受けたのかがわかるのがとても面白いと思いました。

 

・ジャンプ+

ジャンプってコンビニにずらっと並ぶあの光景そのものが宣伝として成り立っている感じがあったし、なんとなく少年誌の電子化はまだまだ先になりそうな気がしていました。なもんで早々にジャンプ+が登場したのには驚きましたね。

月額900円と紙より少しお安い金額。当初なかった記事ページや巻末コメントもいつの間にか追加され今ではほぼほぼ紙と同じ収録内容。定期購読特典としてジャンプネクストが無料で読めるという太っ腹もさすが天下の少年ジャンプといったところです。紙とは別に独自のアンケートを設けており、Dモーニング同様読了後アンケートページに飛ぶことができます。余談ですが「アンケートを出してないから好きな作品が打ち切られても文句を言わない」をマイルールとして設けていた自分もこれで堂々と物申すことができるようになりました。いや最近は終わるべきものが順当に終わるべくして終わっていってる印象ですが…。

電子版独自のコンテンツとして、その号の『食戟のソーマ』のオールカラー版が巻末に掲載されています。色塗り外注のカラーページになんの価値があるのか個人的にさっぱり…ってのはさておいて、これの欠点というか、よくアンケートに書いているのが「掲載位置を巻末コメントの後ろにして欲しい」です。現状『磯部磯兵衛』→『ソーマ』(カラー)→次号予告・巻末コメントの順に毎回載っているわけですが、表紙からきちんと順番に雑誌を読み進めていく身としては、『磯兵衛』まで読み終えたあと目次ページを開いて次号予告に飛ぶ、という手順が地味に煩わしくて。あくまで電子版の独自コンテンツなのだから雑誌の一番最後にくっつけるべきなのではと思います。が、毎回怨念のようにアンケートに書いても一向に変わる気配はないので、自分以外に気にしている人はいないのかと少し寂しくもなります・長押しで次の作品へ飛ぶ機能があればそれでもいいのですけど。

ところで以前、定期購読中なのに課金されてしまうバグが起こったことがあって、フォームから問い合わせたところとても迅速丁寧な対応をしてくださったことが記憶に残っています。サービス開始直後の様々なバグ対応や読者の声へのフィードバックの速さ(巻末コメントが収録されるようになったのもこれだったはず)なども合わせて、中の人達の対応の端々に隙の無さが伺え、素晴らしいサービスは素晴らしい人たちに支えられているという当たり前の事実を改めて実感した次第でした。

 

・マガジンポケット

一ヶ月前の号が無料で読めるという、「漫画はスマホで無料で読むもの」という価値観を持つティーンエイジャー(偏見)の心もがっちり掴む太っ腹なこのアプリ。その課金機能として定期購読が存在する、というような感じです。月額840円とこちらもまたお安い価格。

雑誌単位ではなく作品ごとに追うことができる点が最大の強みだと思います。毎日のように雑誌を読んでいるとどうしても目が滑る作品というのはありまして、今どういう展開なんだっけ?と疑問に感じた時なんかもすぐにひとつ前のエピソードを参照することができるというわけです。

『はじめの一歩』と記事ページが未収録。作品以外のページがなく、また作品を個別に選択して読む形式なので雑誌を読んでいる実感に恐ろしく乏しいです。漫画だけ追えればそれでいいやな人向けに特化している印象で、それでは物足りないと感じてしまう自分のような人間に対しては、きちんと電書ストアで購入して読むという選択肢が与えられているわけで、上手く住み分け誘導がなされているなと感心します。

自分は今このアプリで購読はしていないのですが、その最大の理由はオフラインで読めないから、というものです。いつも自宅でダウンロードしたものを移動中に読んでいるので、個人的には好き嫌い以前の問題でした。

ちなみに作品によってアオリ文が掲載されていたりいなかったりがバラバラで、どちらかというと付いていない作品のほうが多い印象だったのですが、『神様の言うとおり弐』にはきっちり付いていたのがとても空気を読んでいて素晴らしいなと思いました(棒読み)。

 

まんがライフGIGA

周りで使っている人を見たことがない、どころかネットの海に潜ってみてもアプリのレビューをほとんど見かけないので、誰も書いてないならじゃあ自分が書いておくか…というのがこの記事の出発点でした(過去形)がまぁそれは置いておいて。

まんがライフ」「まんがライフオリジナル」「まんがライフMOMO」「まんがくらぶ」の4誌が月額500円で読めるという、Dモーニングの背中を追う素敵な定期購読サービスです。ただし記事ページの多くは未収録。こちらもまた通常のデータと高画質データを分けてDLする形式なのですが、今回触れた4つの中では一番画質が良いですね。1ページあたりの描き込み量が少ない4コマ誌だからこそ比較的小さい容量で高画質が実現できるのかもしれません。コマをシェアする機能も搭載しているのですが、LINEスタンプ間隔で引用する人にとっては持って来いな機能なので、これもまた4コマにこそ向いている機能だと思います。このアプリ、色んな面でDモーニングの形式を踏襲しているんですね。いいものはどんどん真似されていけば良いと思います。

また、昨年にページがリニューアルしてからは雑誌ごとにデータの削除ができるようになりました。容量の小さい端末でやりくりしないといけない自分にとってはとてもありがたいです。

このようにかなり優秀なアプリでありながら、実はブックリーダーとして基本中の基本機能が抜け落ちていたりします。しおりです。栞。読み終えた位置にしおりを挟めないんですね。アプリを閉じた時に位置を記憶してくれることもありません。なので前回読み終えた続きから再開、ということができないのです。さすがにこれは早々に改善されるだろうと思っていたのですが、運用開始から一年以上が経った今も変化はありません。もしかして運営サイドは4コマの途中で読書を中断するような読まれ方を想定していないのか…。めちゃくちゃ困っているわけでもないのですが、しおりも位置記憶機能もないと知った時の驚きは大きかったです。

そしてもう一つ声を大にして言っておかねばならないのは、Android専用でありiOS版は未だリリースされていないということです。ユーザーが見込めないのか、竹書房に体力がないのか、いずれにせよ4コマ誌の先陣を切って電子の海へ飛び出したのだからうまく泳ぎ切って欲しいと願わずに入られません。追加課金で「まんがライフSTORIA」も読めるようにしてほしいな、というのも加えて小声で言っておきたいです。

あと作品名とともに謎の数字を吐き出し続けている公式ツイッターという名のbotはもう少し頑張ってほしいなと。良くも悪くも売る気が感じられないのがこのまんがライフGIGAというアプリですな。

 

もっとわかりやすく比較でもしたほうが良かったのかもしれませんが、あくまで雑感ということで。雑誌って読み捨てることが多いので、保存性の観点からもどんどん電子化されていけば良いと思います。大手だと小学館がどうにも消極的なのが気になりますね。満員電車で『競女!!!!!!!!』を読みたいので早くサンデーを電子化してください。

競女!!!!!!!! 10 (少年サンデーコミックス)

競女!!!!!!!! 10 (少年サンデーコミックス)

 

 アニメ化おめでとうございます(強引なオチ)