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金魚警報(再)

140字を水で薄めるところ

C90新刊「宮原るり先生のお仕事データ集」詳細

新刊出しますとはっきり言えるところまでどうにかこぎつけた感じです。

タイトルは「宮原るり先生のお仕事データ集 Archive2006-2016」。お仕事データ集とはこれまた大きく出てしまったなと呆れ返るばかりですが、出来栄えはどうあれ作ってしまったものは仕方ないので、ご興味のある方、どうぞよろしくお願い致します。

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昨年に引き続き今年もランジェリーマンさんに表紙イラストを熱筆していただきました!今回は『恋愛ラボ』イラスト集でサークル参加されるとのことで、お忙しい中本当にありがとうございます。お会いした際にどういうふうに土下座をキメるか今から考えておきます。

 

日時:8月14日(3日目)

配置:東地区“ホ”ブロック-47a (評論島です)

頒布価格:400円

内容:

今年でデビュー10週年を迎える宮原るり先生の、これまでに発表してきた漫画作品、イラスト、エッセイ、寄稿、インタビュー、コメントなどを可能な限り網羅し紹介。おまけの穴埋めコラムとして、デビュー以前の宮原先生のネット活動とか「るりコレ」とか連載作の単行本未収録作品の在り処とか他作家によるトリビュート一覧表とか「ヘッポコロジー」についてとか、駄文が付いてきます。予定していた岐穂県MAPはいずれブログで公開する方向でがんばります。今回の本にはそぐわないかなというのと、調べる時間があまりにも足りないな、という点から見送りました(主に後者)

 

まぁ、本当に誰にとって有用な情報なのかという点は作っていて常に付きまとっていたのですけど、コミケのあの評論・情報島の中だとうまく埋没できるかな、という安心感もあり。どうぞよろしくお願い致します。

 

夏コミで「宮原るり先生のお仕事データ集(仮)」出します

コミケ

 

◎貴サークル「金魚警報」は、日曜日 東地区“ホ”ブロック-47a に配置されました。

 ということで、昨年の「恋愛ラボ副読本」に続き、性懲りもなく今年も本をつくる運びとなりました。来月までは少し慌ただしい日々を送ることになるので、昨年以上に間に合うのか戦々恐々であります。シュラバンバ中の米子みたいな感じでどうにか完成を目指したい所存です。がんばるぞい。

 

今回は「宮原るり先生のお仕事データ集(仮)」と題しまして、宮原先生がこれまでに発表してきた商業作品をまとめます。漫画作品はもちろん、読み切り、イラスト、寄稿、コメント、インタビューなど、可能な範囲で網羅できれば…という感じの本を目指します。また附録としてコラム的文章を少し。雑誌の表紙カットの掲載・再録表や“岐穂県”マップ、デビュー以前の宮原先生のネット活動について、などを予定しています。純粋な資料集を志向したいところですが、力量不足は否めないのでごった煮でお茶を濁す小賢しさを今年も存分に発揮致します。

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網羅している情報がネット上に見られなかったから、趣味で調べているうちに行き着いた情報を整理してまとめたかったから、というのが出発点です。誰にとって有用な情報なのかはさておき、楽しみながら制作にあたりたいと思います。この1点だけはぶれないようにしたい。

昨年は同好の方々とたくさんお話できて楽しいひとときを過ごせました。

今年もそうなればいいなと思います。どうぞよろしくお願い致します。

『となりのネネコさん』の生い立ちとWeb・商業連載・単行本の関係について

となりのネネコさん

最近は『となりのネネコさん』について調べたりしてます。めっちゃ楽しい作品。

となりのネネコさん (1) (ウンポコ・コミックス)

となりのネネコさん (1) (ウンポコ・コミックス)

 この『ネネコさん』*1、宮原先生のサイト「ヘッポコロジー」で公開され、商業連載となり単行本化、という流れだと漠然と思い込んでいたのですが、調べてみるとさにあらず。

そもそも「ヘッポコロジー」自体がもともと宮原先生が運営しておられたWEBサイトで公開されていた漫画コンテンツを独立させたものである(らしい)ということが、「ヘッポコ」と同時期に解説されたブログ「へぼ日記」(現在「ヘッポコ」からのリンクは外されているもののブログ自体は現存)の記述から伺えます。過去の投稿を遡って行くと、少なくとも2005年2月には『ネネコさん』が公開されていたことがわかります。同時に、「ヘッポコロジー」の正式な開設が翌月の3月1日ということが同ブログや昔の更新履歴(同じくリンクは閉ざされているものの現存)に書かれています。「ヘッポコ」より先に『ネネコさん』があったわけですね。

Webでの連載が徐々に人気を博し、同年12月に新書館より商業連載化のオファー。Webで公開されている本編に対する特別編という扱いで、2006年3月発売の「ウンポコ」vol.5より連載が開始(1巻あとがきに詳述)。『恋愛ラボ』も複雑な平行連載の時期がありましたが、あちらほど明確な物語の流れが設定されている作品ではないので、特別編だけ読んでも独立したコメディとして楽しめる仕様になっています。

順調に連載は進み2007年3月、本編を加筆修正した内容を収録した単行本1巻が発売。微妙な台詞の違いなどを読み比べてみると面白いですね。一年後には2巻が発売。こちらは本編と特別編に描き下ろしを加えた内容となっています。特別編にも着色が施されるため、なにげに白黒の『ネネコさん』は「ウンポコ」でしか読めないのですな。

転機となるのが2009年3月、「ウンポコ」が休刊。なんか毎年3月が節目になっているような…。上にも書いた更新履歴を見ると、最後に本編が更新された時期は明確には不明ですが、最新話一つ手前のSTORY6-10が3月27日となっているので、特別編の終了からそう遠くないうちに本編の更新も滞ってしまったのではないでしょうか。さらに一年以上経った2010年10月28日の「ヘッポコですが。」で以下のように語られています。

となネネがずーっと停滞していて
しかも今後の見通しを明確にいえなくてごめんなさい。
(中略)
でも以前からこそこそとサイト本編は書き溜めつつあるので
ある程度たまったら更新再開したいなとは思ってます。

ブログのカテゴリー欄にある「お知らせ:となネネ(0)」の表示が寂しいです。その後現在に至るまで本編は更新されていませんが、番外編として公開されている「やじまち」は時々更新され、2011年7月28日更新分が最新話となっています。

このような経緯を経て至る現在。本編の更新がなくストックが溜まらないため単行本4巻のめども立っていないのですが、これにより宙に浮いた存在が生まれてしまっているのです。…さてようやく本題といいますか、今回はこれを言いたかったがための更新といってもいいのですけど、「ウンポコ」連載の特別編に単行本未収録エピソードが発生してしまっているのです。vol.5~vol.17までの掲載を確認しましたが、単行本奥付と照らしあわせてみるとvol.111317掲載の計6話分、およそ半分が未収録となっています。未だ見ぬ『ネネコさん』が存在していようとは。で、本日「ウンポコ」該当号を参照しに行ったところ、Webでの本編とも番外編とも異なる特別編がしっかりと掲載されていました。仮に『ネネコさん』が再開された場合確実に単行本には収録されるかと思いますので、幻の特別編とするには早計ですが、現在拝読するためには当時の「ウンポコ」にあたるしかない代物であることは確かです。先生が「人生で初めてスク水を描いた」という色気がないようでありそうでやっぱりないプール回や、マタタビに酔わされネネコさんが暴走する回など(かわいい)、楽しく可愛く微笑ましいエピソードの数々は、初めて『となりのネネコさん』という作品に触れた時の気持ちを呼び覚ましてくれる素敵なものでした。

連載が中断してから長い時間が経ちましたが、近年ではツイッターで自作のイラストを投稿する際に『ネネコさん』の登場人物たちが描かれることもあります。

 

直近の言及だと2013年のこちら。 

 

 商業連載開始から先月でちょうど10年となりました。再び彼女たちの賑やかな日常を追いかけることができる日を小さく願っております。もちろん、今現在の『恋愛ラボ』『河合荘』を最大限に楽しみつつ。

ウンポコ vol.11 (ディアプラスコミックス)

ウンポコ vol.11 (ディアプラスコミックス)

 ちなみに「ウンポコ」は2012年に「ウンポコWeb」としてしれっと復活しており、商業の場でも『ネネコさん』の帰ってくる場所は用意されています。首を長くしてお待ちしております。*2

*1:往年の読者からは「となネネ」の略称で親しまれるも、後追いの身では呼びづらいというめんどくさい心理

*2:ヘッポコ→ウンポコときたから太田出版のぽこぽこでも良いかもしれない(寝言)

いろんな「ラブラボ」を紹介するよ

恋愛ラボ 小ネタ

恋愛ラボ』情報を求めてネットの海を泳いでいると似て非なる存在にたびたび出会います。“これじゃない恋愛ラボ”=「ラブラボ」(便宜上こう呼ぶ)たちをご紹介致します。So we are ラブラボ

 

 短編作品「ラブラボ~恋愛実験室~」がそのまま短編集のタイトルとなっています。語感の良さゆえか、「ラブラボ」を名を冠した商品は多く見られるわけですが、なかでも漫画作品に多く見られる印象です。ラボ=研究・実験→媚薬・惚れ薬など、わかりやすくラブコメを展開させる小道具に結びつけやすい点で創作との相性が良いのだと思います。

ラブラボ (講談社コミックスなかよし)

ラブラボ (講談社コミックスなかよし)

 

 こちらの「ラブラボ」も、あらすじを見る限りまさにそう言った題材の作品なのですが、

化学部特製フェロモン薬…1個500円ナリ。莉子の彼氏で実験マニアの結城が作る媚薬は効果抜群! でも肝心の結城は恋愛に超クール。ラブラブしたい莉子が手にしたのは…?あま〜くってシゲキ度120%の5編を収録

主人公の名前が莉子ということで、これはもう実質の『恋愛ラボ』と言っても過言ではないのではないでしょうか。こちらの作品、発表年が2005年と宮原先生デビュー以前の作品なので、実は『恋愛ラボ』がこの作品からインスパイアされた可能性が微粒子レベルぐらいには存在するのかもしれません。

ラブラボ (ショコラコミックス)

ラブラボ (ショコラコミックス)

 

 BLの世界にも「ラブラボ」は存在するのです。目次ページに記載されている収録作品名「ラブ♡ラボ~恋のレシピ本~」なんかはマキが思いつきそうなタイトルで好感が持てます(?)

 

らぶ♀らぼ~俺が女になった日~ (いずみコミックス)

少女漫画→BLとくればもちろん成年漫画の世界にも「ラブラボ」は存在します。『恋愛ラボ』アニメ化でそれなりに知名度を上げた翌年の2014年にこのタイトルを堂々と冠するあたりに作り手のこだわりを感じずにはいられません。

ところではてなブログってアダルト商品は検索で拾ってくれないのですね…。

 

アダルトゲーム界にも殴りこみを果たす「ラブラボ」。去年夏コミで出した弊誌でもページの穴埋めとして紹介しました。TOPページに大きく表示されている”「らぶらぼHeaven」発売中止のお知らせ”の文字が悲しいです。

 

 『恋愛ラボ』はアニメ化以前にすでに実写化されていたわけです(真顔)

ラボがラブへと繋がる要素になっているのが上に挙げた「ラブラボ」たちであるならば、こちらはラボに対するラブという着想から名づけられたシンプルな「ラブラボ」です。

 

 よく見ていただくとわかるのですが、ブランド名は「ラボラボ」です。誤植から生まれてしまった愛すべき「ラブラボ」。担当者がラボライバーだったに違いない。ちなみにメーカーであるドクターシーラボメールマガジンのタイトルが

f:id:sail_kamihitoe:20160319154803p:plainなので二段構えでニアミスを起こしています。『恋愛ラボ』に最も近い「ラブラボ」、それはドクターシーラボなのかもしれません。

 

ラブラボ

ラブラボ

 

 音楽界にも迫る「ラブラボ」の魔の手。

歌詞にある「指と指が触れた時 思い切って握った ぎゅっと」は

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恋愛ラボ』第一話を想起させるので、実質の『恋愛ラボ』テーマソングと言って差し支え無いでしょう。

 

 犬のエサ界(謎)にも侵食を果たす「ラブラボ」。ここに至るともう語感だけで名付けたのではと思わなくもないのですが、LABではなくLABOなのがみそです。みそララです。

 

法人名にも採用される恐るべき「ラブラボ」。Tシャツプリントを手掛ける会社のようです。

ラブ(RUB)は刷り込む、ラボ(LAB)は、LABORATORY、研究・開発する、と言う意味合いから名付けられています。

 会社案内にはこのようにあります。また1994年設立とあるので、ここで紹介してきたものと比べると歴史のある「ラブラボ」と言えます。グッズのデザインも手がけているということで『恋愛ラボ』と同時に『みそララ』の要素も持ち合わせており、なかなかポイントが高いですね。

 

恋愛ラボ』情報を求めてネットの海を泳いでいると出くわす無数の「ラブラボ」。申し訳なくも個人的には検索ノイズでしか無いそれらをここに開陳することで、なんとも言えないこれじゃない感を共有していただこうという趣旨の「ラブラボ」全選手入場でございました。到着が遅れている約一名…ではなく番外として『河合荘』の亜種を紹介することで締めと致します。

てっぺん?河合荘MIX?

てっぺん?河合荘MIX?

 

 デビュー前のスネオヘアーが住んでいたアパートの通称が「河合荘」だったようです。あまりに情報がなくて十年以上前のファンスレッドをひたすらたどる始末。

漫画雑誌定期購読アプリについての雑感

雑記

一年ほど前にNexus7を買って以来、通勤時の読書がめちゃくちゃ捗ってます。いろんな事情で片道2時間というアホな環境に身を置いている自分にとって、満員電車でも片手で読める端末の存在は大きな救いです。

で、一番助かっているのが漫画雑誌の消化。各社電子書籍ストアで売られているだけでもありがたいのですが、特に出版社謹製アプリで定期購読できる仕組みを持つ雑誌は大変素晴らしく、積極的に利用しています。サービス内容も価格も各社ばらばらなので整理しつつ、使用していて感じたことを今更ながら書き留めておこうと思い立った次第です。「Dモーニング」「ジャンプ+」「マガジンポケット」「まんがライフGIGA」の4つを使っています。

 

・Dモーニング

雑誌定期購読アプリの草分けにして大正義Dモーニング先輩。なんといっても月額500円という圧倒的強み昨年夏には2ヶ月無料キャンペーンなんかもやっていたりと、とにかく読者獲得に攻めの姿勢が伺えます。気難しい両巨匠の意向なのか「BILLY BAT」「バガボンド」が電子版には未掲載という大きな欠点はありますが、その点さえ折り合えれば問題ないです。モーニングの購読にのみ特化しているため、バックナンバーとアンケートと設定以外のページが存在しません。TOPページが無いって珍しい気がしますね。ほか、読了後すぐにアンケートページに飛べる点、長押しで次の作品へ行くことができる点など細部まで行き届いています。

強いて欠点というか揚げ足を取るのであれば、通常のデータのダウンロードのあとの高画質データのDLにかかる時間が表示されないのでいつ終わるのかがわかりにくい。数十分経っても終わってない時、ページをスワイプするとDL中の表示が消えるということに最近気付きました。終わったなら教えてくれよっていう、まぁ知ってしまえば今更わざわざ直してくれと言うほどのことでもないのですが。

作中のコマを切り取ってシェアできる機能や、ページごとに「いいね」を推すことのできる機能もあったりと、かゆいところに手が届いています。後者は毎週最多の「いいね」を獲得したページが発表され、何の作品のどのシーンが最も読者に受けたのかがわかるのがとても面白いと思いました。

 

・ジャンプ+

ジャンプってコンビニにずらっと並ぶあの光景そのものが宣伝として成り立っている感じがあったし、なんとなく少年誌の電子化はまだまだ先になりそうな気がしていました。なもんで早々にジャンプ+が登場したのには驚きましたね。

月額900円と紙より少しお安い金額。当初なかった記事ページや巻末コメントもいつの間にか追加され今ではほぼほぼ紙と同じ収録内容。定期購読特典としてジャンプネクストが無料で読めるという太っ腹もさすが天下の少年ジャンプといったところです。紙とは別に独自のアンケートを設けており、Dモーニング同様読了後アンケートページに飛ぶことができます。余談ですが「アンケートを出してないから好きな作品が打ち切られても文句を言わない」をマイルールとして設けていた自分もこれで堂々と物申すことができるようになりました。いや最近は終わるべきものが順当に終わるべくして終わっていってる印象ですが…。

電子版独自のコンテンツとして、その号の『食戟のソーマ』のオールカラー版が巻末に掲載されています。色塗り外注のカラーページになんの価値があるのか個人的にさっぱり…ってのはさておいて、これの欠点というか、よくアンケートに書いているのが「掲載位置を巻末コメントの後ろにして欲しい」です。現状『磯部磯兵衛』→『ソーマ』(カラー)→次号予告・巻末コメントの順に毎回載っているわけですが、表紙からきちんと順番に雑誌を読み進めていく身としては、『磯兵衛』まで読み終えたあと目次ページを開いて次号予告に飛ぶ、という手順が地味に煩わしくて。あくまで電子版の独自コンテンツなのだから雑誌の一番最後にくっつけるべきなのではと思います。が、毎回怨念のようにアンケートに書いても一向に変わる気配はないので、自分以外に気にしている人はいないのかと少し寂しくもなります・長押しで次の作品へ飛ぶ機能があればそれでもいいのですけど。

ところで以前、定期購読中なのに課金されてしまうバグが起こったことがあって、フォームから問い合わせたところとても迅速丁寧な対応をしてくださったことが記憶に残っています。サービス開始直後の様々なバグ対応や読者の声へのフィードバックの速さ(巻末コメントが収録されるようになったのもこれだったはず)なども合わせて、中の人達の対応の端々に隙の無さが伺え、素晴らしいサービスは素晴らしい人たちに支えられているという当たり前の事実を改めて実感した次第でした。

 

・マガジンポケット

一ヶ月前の号が無料で読めるという、「漫画はスマホで無料で読むもの」という価値観を持つティーンエイジャー(偏見)の心もがっちり掴む太っ腹なこのアプリ。その課金機能として定期購読が存在する、というような感じです。月額840円とこちらもまたお安い価格。

雑誌単位ではなく作品ごとに追うことができる点が最大の強みだと思います。毎日のように雑誌を読んでいるとどうしても目が滑る作品というのはありまして、今どういう展開なんだっけ?と疑問に感じた時なんかもすぐにひとつ前のエピソードを参照することができるというわけです。

『はじめの一歩』と記事ページが未収録。作品以外のページがなく、また作品を個別に選択して読む形式なので雑誌を読んでいる実感に恐ろしく乏しいです。漫画だけ追えればそれでいいやな人向けに特化している印象で、それでは物足りないと感じてしまう自分のような人間に対しては、きちんと電書ストアで購入して読むという選択肢が与えられているわけで、上手く住み分け誘導がなされているなと感心します。

自分は今このアプリで購読はしていないのですが、その最大の理由はオフラインで読めないから、というものです。いつも自宅でダウンロードしたものを移動中に読んでいるので、個人的には好き嫌い以前の問題でした。

ちなみに作品によってアオリ文が掲載されていたりいなかったりがバラバラで、どちらかというと付いていない作品のほうが多い印象だったのですが、『神様の言うとおり弐』にはきっちり付いていたのがとても空気を読んでいて素晴らしいなと思いました(棒読み)。

 

まんがライフGIGA

周りで使っている人を見たことがない、どころかネットの海に潜ってみてもアプリのレビューをほとんど見かけないので、誰も書いてないならじゃあ自分が書いておくか…というのがこの記事の出発点でした(過去形)がまぁそれは置いておいて。

まんがライフ」「まんがライフオリジナル」「まんがライフMOMO」「まんがくらぶ」の4誌が月額500円で読めるという、Dモーニングの背中を追う素敵な定期購読サービスです。ただし記事ページの多くは未収録。こちらもまた通常のデータと高画質データを分けてDLする形式なのですが、今回触れた4つの中では一番画質が良いですね。1ページあたりの描き込み量が少ない4コマ誌だからこそ比較的小さい容量で高画質が実現できるのかもしれません。コマをシェアする機能も搭載しているのですが、LINEスタンプ間隔で引用する人にとっては持って来いな機能なので、これもまた4コマにこそ向いている機能だと思います。このアプリ、色んな面でDモーニングの形式を踏襲しているんですね。いいものはどんどん真似されていけば良いと思います。

また、昨年にページがリニューアルしてからは雑誌ごとにデータの削除ができるようになりました。容量の小さい端末でやりくりしないといけない自分にとってはとてもありがたいです。

このようにかなり優秀なアプリでありながら、実はブックリーダーとして基本中の基本機能が抜け落ちていたりします。しおりです。栞。読み終えた位置にしおりを挟めないんですね。アプリを閉じた時に位置を記憶してくれることもありません。なので前回読み終えた続きから再開、ということができないのです。さすがにこれは早々に改善されるだろうと思っていたのですが、運用開始から一年以上が経った今も変化はありません。もしかして運営サイドは4コマの途中で読書を中断するような読まれ方を想定していないのか…。めちゃくちゃ困っているわけでもないのですが、しおりも位置記憶機能もないと知った時の驚きは大きかったです。

そしてもう一つ声を大にして言っておかねばならないのは、Android専用でありiOS版は未だリリースされていないということです。ユーザーが見込めないのか、竹書房に体力がないのか、いずれにせよ4コマ誌の先陣を切って電子の海へ飛び出したのだからうまく泳ぎ切って欲しいと願わずに入られません。追加課金で「まんがライフSTORIA」も読めるようにしてほしいな、というのも加えて小声で言っておきたいです。

あと作品名とともに謎の数字を吐き出し続けている公式ツイッターという名のbotはもう少し頑張ってほしいなと。良くも悪くも売る気が感じられないのがこのまんがライフGIGAというアプリですな。

 

もっとわかりやすく比較でもしたほうが良かったのかもしれませんが、あくまで雑感ということで。雑誌って読み捨てることが多いので、保存性の観点からもどんどん電子化されていけば良いと思います。大手だと小学館がどうにも消極的なのが気になりますね。満員電車で『競女!!!!!!!!』を読みたいので早くサンデーを電子化してください。

競女!!!!!!!! 10 (少年サンデーコミックス)

競女!!!!!!!! 10 (少年サンデーコミックス)

 

 アニメ化おめでとうございます(強引なオチ)

「傷物語 鉄血篇」観てきたので感想

このブログのどこにも宮原作品のファンブログです!とは書いていないので別にいいんじゃね…?という脳内ジャッジに従い、ここに感想を投下する次第です。

ネタバレ注意。

傷物語 (講談社BOX)

傷物語 (講談社BOX)

 

 「傷物語 鉄血篇」を観てきました。映画化の告知があったのが2010年の夏だったので、5年半待ちましたね。いや、よくうん年ぶりに世に出た作品に触れた感想として○年待った、なんて慣用句にように言いますが、傷物語に関しては本当に、本当に待ってましたからね。あの一分少々の予告映像をまるで死んだ子の年齢を数えるかのように繰り返し繰り返し観てましたからね。そうしていつか俺たちの2012年がやってくるのだと、まよいマイマイの時の阿良々木さんのような、それはもうぐるぐるした目で。まぁその辺の話はおいておいて、傷物語本編ですよ。

冒頭、吸血鬼になった阿良々木さんが太陽に下でうわあああああなシーンですごいインパクト、つかみはばっちりです。ただ60分しかない時間の中で随分と長尺を割いて学習塾(テレビシリーズとデザインが違う)、町並み(相変わらずゴーストタウン)、カラス(貝木の時より多いぞ)などなど、傷物語の世界の陰鬱とした雰囲気が丹念に描写されるものだから、もっと見ていたいような、時間ないから早よ…!と先を急ぎたくなるような、その両方が入り混じった心境で眺めていました。今回の映画全編に言えることですが、カットの連続で飽きさせない工夫としていたテレビシリーズとは対照的に一つのシーンの長回しが多かったように思います。しかしあれですね、絵が、映像が、最初の「化物語」を思い出さずに入られない待望の尾石達也テイスト。原作のシリーズ自体が大好きというのはもちろんですが、それと同じぐらいアニメの化物語には強い思い入れがありまして、その多くがシリーズディレクターという肩書で演出を担当していた尾石さんの作り出す印象的な映像がもたらしたものでした。なもんで監督:尾石達也というだけでどう転んでも自分は楽しめる作品になることはまぁ間違いないのですが…。

羽川さんとの出会いのシーン。今回の感想を一言だけ述べるのならば何を差し置いても言わねばなるまい、「羽川さんかわいい!」。すごいですねこれ、今までのシリーズで色んな表情を見せてきた彼女ですが、傷物語の時点ですでにこれでもかというほどに溢れています。駄々漏れです。作画に気合が入り過ぎなおぱんつ様も劇場版の豊潤な予算で揺れまくるおっぱいも所詮はオプションに過ぎないのですね。

対する阿良々木さんも「友達を作ると人間強度が下がる」頃の阿良々木さんなもんで、つっこみが少しわんぱくなだけのダウナー主人公です。(ちなみのこの台詞、ドラマCDで言及され八九寺に爆笑されてたりする。のでわりと早い段階で黒歴史ネタと化していた)。人物同士の会話が死ぬほど描かれてきた物語シリーズですが、阿良々木さんと羽川さんのファーストコンタクトな会話は見ていて新鮮で緊張感のある場面で良いですね。

エロ本のくだりを経て(酷い落差だ)メインとなるキスショットとの邂逅シーン。もうこれ、ホラーですよね。原作だと地下道だったような記憶があるのですけど、駅の入り口から入って、階段を降りて、エスカレーターを降りて、駅のホームへ…というこの阿良々木さんが恐る恐る声のする方へ近寄っていくシーン、先に待ち受けているものが何なのか観ている人は知っていてもやはり阿良々木さんの感情に入り込んでしまいます。怖い場面ですがすごく上手く演出するなと思いました。キスショットのグロテスクな肢体と、滔々とした呼びかけから豹変する哀しみの表情、そして悲鳴。序盤の山場としてとてもショッキングなシーンに仕上がっていました。悲鳴に赤ちゃんの泣き声を被せるのも容赦無い演出だと思いました。これを観てしまうと傾物語の満身創痍なキスショット像がずいぶん優しい物に感じられてしまうってもんです。逃げ惑う阿良々木さんの恐怖に引きつった表情もお見事。というか阿良々木さんほとんど60分ずっとこんな表情してたのでは…ラッキースケベだけではさすがに釣り合わないレベルの不幸に見舞われてますね彼。ところで救急車を呼ぼうと震える手で取り出した携帯の画面に「くぁwせdrftgyふじこp」とあったのは慌てふためく様子を表したのでしょうが、さすがにこの場面においてはねーよ!としか言いようがありませんでした。

学習塾で目覚める阿良々木さんとキスショット幼女版(忍ちゃんと呼びます)。この忍ちゃんもまた恐ろしく可愛いんですよね。前髪パッツンと頻度の高いジト目で怪異のみならずいろんな属性の視聴者も殺しに来ます。物語ヒロインズの中でそれほど忍に関心はなかったのですけど、今回の忍ちゃん登場により考えなおさねばという気にもなります(ちょろい)。人間に戻れるのか、と問われ肯定する忍ちゃんの儚げな表情がとてもとても印象的でした。

そんなこんなで吸血鬼殺し登場。会話の脱線もなく物語のすじも非常にわかりやすいので、つい最近のアニメ終物語なんかを思い出すと、これが同じ物語シリーズなのか…という気分にもさせられます。そういう意味でも原点な作品傷物語。今回に限れば3人とも忍野に見せ場を与えるためだけの存在なので出番はここだけでしたが、台詞も阿良々木さんの混乱モードの演出によって加工された音声、しかも聞き取れないという、声優さんからすればちょっと悲しい扱いとなってしまいました。まぁそれはさておき、忍野の登場シーンですよ。あほみたいに動きまくっててめちゃくちゃかっこよく描かれています。阿良々木さん忍ちゃんそして忍野とみなさん高いところから飛び降りるのがお好きのようで、というか尾石さんだったか新房さんだったかの好みのシチュエーションだったような記憶もありますが、とにかく今回の60分の中でも飛び降りシーンは三者三葉に印象的でした。作戦会議のシーンの偽悪ぶる忍野も警戒する阿良々木さんも普通に会話に混ざってる忍ちゃんも今となっては貴重なシーンですことよ。さてここから作戦開始、というところでタイムリミットです。クビキリサイクルで言うなら玖渚友の「反撃開始だね」のシーンで終わるようなもので、生殺しもいいところです。もう少し話の進んだところで終わると思っていたのでちょっと驚きでした。

エンディング。こよみヴァンプだからオープニングは阿良々木さんが歌うんですよねwwとか昔は言われてましたが、蓋を開けてみれば主題歌はなく始まりも終わりも荘厳なBGMでした。まぁここで良い感じのバラードを持ってこられても全く締まらないのでこれで大正解だと思いますが。今更ながら神前暁さん復帰おめでとうございます。てっきり休養前に劇伴の制作を終えられていたのかと思いましたがどうやら復帰後のお仕事のようで、これからも良質な音楽でシリーズを支えていただきたい次第です。

予告。音声のみ、のあとにカウントダウンがあるもんだからてっきり映像も出るのかと思いきや、さにあらず、そのまま終幕となってしまいました。次回の熱血編は夏公開予定とのことで、さすがに何の映像も完成していないとは思えないのですが、なでこスネイクの黒駒事件がすっかり風化してしまった今、改めてシャフトと物語シリーズの格闘の歴史に思いを馳せずにいられないのでした。

はじめの方にも触れましたが、小気味よいカットの連続で小説そのものを表現しようと試みていたテレビシリーズの序盤(最近は思い切ってその辺のコンセプトは投げ捨てた印象)と比べると、今回の傷物語は怒涛の映像の力でねじ伏せてしまおうという気迫をひしひしと感じました。絵柄も尾石さんカラーの全面に出たものでこれまでのシリーズとは受ける印象が違うので、唯一無二の存在感を放つ作品になったのではないかと思います。劇場版という華々しい舞台、そこで長い長い物語のエピソード0をいかに演出するかという製作者の創意工夫、試行錯誤、腐心の結果。

こうして振り返ってみるととてつもなく濃い作品でした。あの強烈な印象を残した予告映像のテンションがそのまま60分続いたかのような。ストーリーはここから熱血篇、冷血篇と盛り上がっていくので、映像もそれに負けないようなもので対抗して欲しいです。他の方の感想はまだ存じ上げませんが、自分にとっては大変満足の行く作品でした。ただ、もともと綺麗な起承転結のある原作を無理やり3分割してるわけで、一本の映画としてみると正直少し寂しいものではあるので、年内にどどっと3部作全ての公開を終えてほしいですね。しかしあれだ、この焦らされ加減、かつてのつばさキャットを思い出さずにはいられないというもので懐かしい気持ちにもなります(良い思い出というわけではないが)。特典冊子を口実にこれからも何度か観ることになりそうなので、まだもう少し楽しもうと思います。

 

2015年1月11日追記:

他の方の感想を漁っていると思いのほか賛否真っ二つで面白いなと思いました。

やはり根本的な問題として三分割してしまったのが痛かったのではないでしょうか。2009年のアニメ開始から7年、77話に及ぶアニメシリーズはそのタイトルの多さも相まって、未見の方の途中参加へのハードルはかなり高いものと想像されます。そこへ行くと今回の傷物語、エピソード0ということで前知識無しでも楽しめる、言わば広大な物語シリーズへの入口として機能する映画なわけでして、それを思えば比較的端正に整った物語の起承転結をぶった切って起承だけで終わらせてしまうというのは、初めてシリーズに触れる人が消化不良を起こすのもむべなるかなという感じで。2016年に新規層をゲットする最初で最後のチャンスをふいにしてしまった感は否めません。(まぁ再放送とかはやってるのですが)

ただ、ファン向けムービーとしてこれ以上ないクオリティのものを提供してもらったなと、鑑賞から数日たった今しみじみと思います。というのも、正直ここ最近の憑物語や終物語などは長い年月をかけて確立された方法論を用いて、まぁ悪い言い方ですけど、淡々と原作を消化していってる印象をいつもどこかに感じていました。章ナンバーの挿入も、原作から一言一句台詞をそのまま再現するこだわりも、今となってはどこか義務的に感じてしまいます。最初の化物語の頃からは主要スタッフもだいぶ入れ替わっているのにもかかわらず、です。解釈も変わってくるだろうに。で、今回の傷物語は、冒頭に太陽に焼かれ炎上する阿良々木さんのシーンを持ってきたり、キスショットとの出会いの場所を街灯の下から地下鉄のホームに変更したり、テレビシリーズで描かれた建物や町並みのデザインを変更したり、そして何より阿良々木さんのモノローグを一切描写しないという大胆な手法を用いていたり…とにかく演出や構成の端々にに腐心した形跡がありました。作り手が原作と正面からぶつかり合い格闘した跡が伺えたことがとても嬉しかったのです。正しく「アニメ化」したのだなと感慨深くもなるのです。その結果が観た人の目にどう映ったのかはまぁ別問題なんですけど、少なくとも自分は3分割という点を除けば大変満足の行く作品でした。というかもうあの可愛さ極まる羽川さんを拝めただけで再度劇場に足を運ぶ価値は大いにあるってもんですよ…!結局これだよ。

Blu-ray化の際は三部作まとめてほしいところですがそういうわけにもいかんのでしょうな。今思うと2時間40分を一本にまとめ上げた涼宮ハルヒの消失はめちゃくちゃ恵まれてたんだなと…。

傷物語 涜葬版

傷物語 涜葬版

 

 だらだらと書きましたが次回からは普通の宮原作品ブログに戻ります(言っちゃったよ…!)

 

夏の『河合荘』『恋愛ラボ』休載に関する雑記

夢の中に彩花さんが登場して以来どんどん彼女を好きになってしまいます(挨拶)

ちょっと前の話ですが、アワーズ9月号で『河合荘』が休載になりました。前号に休載の告知はなし、次回予告ページにはしっかりタイトルが記載されており、「なにか予定外に休載せざるを得ない事態が起こったのか?」と少し不安に。またこの号の次号予告にもタイトルがなかったため2ヶ月連続の休載が危ぶまれました。が、無事10月号では掲載。結果的には一度休載を挟んだだけのことでしたが、単行本発売月恒例だった表紙を『河合荘』が飾ることはありませんでした。

同時期、宮原先生のもう一方の連載作品である『恋愛ラボ』でも同様の動きがあったのです。タイスペ10月号の『恋愛ラボ』が休載に。定住地を求めて彷徨っていた時期(2010年頃)に隔月掲載などの措置がとられることはありましたが、明確な休載は連載開始以降初めての出来事でした。この時も前号に休載の予告はなく、また表紙を浴衣姿のリコが飾っていたので、やはり予定外の休載であったものと考えられます。補足情報として、この前号9月号では巻頭カラーがありませんでした。巻頭カラーページがないのは2014年9月号以来一年ぶり(カラーページの推移も一度まとめてみたいですな)。この時巻頭カラーを飾った『どろんきゅー』はこの前号の予告にタイトルがなかったので、こちらもまた予定外の変更だったのではないかと思います。

休載を経て掲載となった11月号でも巻頭カラーを他作品(『ローカル女子の遠吠え』)が飾ることとなります(この時は前号で予告がなされていました)。で、先日発売した12月号でようやく表紙&巻頭カラーという元の立ち位置に戻るわけです。時系列をまとめると、

△「タイスペ」9月号(7月22日発売)で『恋愛ラボ』巻頭カラーがなくなる

✕「アワーズ」9月号(7月30日発売)で『河合荘』が休載

○『恋愛ラボ』11巻発売(8月9日)

✕「タイスペ」10月号(8月22日発売)で『恋愛ラボ』が休載

○「アワーズ」10月号(8月30日発売)に『河合荘』掲載

△「タイスペ」11月号(9月22日発売)に『恋愛ラボ』掲載(巻頭カラーなし)

△「アワーズ」11月号(9月30日発売)に『河合荘』掲載(表紙飾らず)

○『河合荘』7巻発売(9月30日)

○「タイスペ」12月号(10月22日発売)に『恋愛ラボ』掲載

 

まとめてみると、両作品共に一回ずつ休載したというだけのことで、ことさら騒ぐようなことでもありません。ただ、前号の段階で予定されていたものが休載になる・カラーでなくなるというのは、予定通りの執筆が困難になる何かが宮原先生に起こっていたのでは、と考えざるをえないわけで、健康を害されたのだろうか…?と心配になったりもするのでした。当の宮原先生曰く「私情」。

この「私情」、まぁいくらでも好き勝手に想像できそうではあるのですが、単行本作業が多忙を極めたため、という理解でもしておけばよろしいでしょう。何はともあれ、『恋愛ラボ』最新話は無事巻頭カラーで掲載されました。『河合荘』も予定通りであれば次号にも掲載されるはずです。めでたしめでたし。

 この期間に発売された単行本の特典ですが、『恋愛ラボ』は共通ペーパーに一部描き下ろしイラストが、『河合荘』は描き下ろし特典はありませんでした。この事実も含めて、複数の作品が毎月掲載され、単行本には描きおろし要素がふんだんに盛り込まれ、各店舗に描き下ろしイラストをあしらった特典が付属し…という、これまで楽しませてくれた数々の要素がどれほどのお仕事量の上に成り立っていたのか、という点に思いを馳せずに入られません。ひとつひとつの動きに感謝の念を捧げつつ楽しんでいけたらなと思いを新たにする次第でありました。…という、それだけのお話です、はい。

 

複数組の人間関係が堰を切ったように動き出す今月のラボ、久々に宮原先生の職人芸を見たような気がしました。